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KENSO@京都RAG(08/07/20)

もうKENSOのLiveに行くのは何回目だろう・・・
行くたびにその深みにはまっていく気がします。

とはいえ、その世界について語るだけの知識も、資料も、力量もなく・・・
あくまで私は‘感覚的’に、すばらしいと思う。

そのステージは『男たちの世界』なんですよ。
甘ったるくないっていうんですか?(笑)
甘くないけれど‘浪漫’の世界観がそこにあるような気がします。

今回、光田健一さんのまん前の席で観ることができたので、
健ちゃんがどのように、キーボードを操っているか、じっくり観ることができました。
健ちゃん、かっこよかったです。
6台のキーボード。
足元にはペダルが6~7つもあった。
鍵盤を弾きこなすだけでなく、ありとあらゆるスイッチなどを使い、音色を弾きわける。
自分だけの演奏でもかなりの高技術なのに、変拍子の気の抜けない、けれども、Heartを高めてくれるリズムがメンバーのみなさんと合わさっていく。
メンバーの音を耳で感じ、身体で感じ、寸分狂わぬ音の合わさりで出来上がっていくその音楽は、数学的であり(KENSOの音楽は乗算の世界。合わさることによって広がっていく)、科学的であり(その音の融合は新たなものを作り出し)、化学的(心が反応して変化するもの^^)でもあるな~って思いました。
幾何学的?でもあるかしら。
KENSOの音楽は空間や認識を図形のように緻密に計算して描いて構築していくような感じでもあるように、わたしには思えるのです。
そこに見えるのは‘色’ではなくて、‘カタチ’
絶妙なバランスです。

そして。
そこには世界の文化が見えるんです。
とはいえ、自分の知っている範囲の世界ですので主観的ではあるんですが
ガムランのような音色、聖堂に響くような深みのある声のような音色とか
‘音’たちが、自分の身体のなかに入り込んで、何かを呼び覚ましていくような気がするんです。
普遍的な文化の深みをも持っているような魂の音。
実際にはあまりしらないけれど、映像や、本などから見聞きした、歴史ある世界の風景が自分の中に感じ取れました。
倍音とよべるのかどうかもいい加減なんですが、自分を包み込む音の世界もそこにあって、酔いしれました。

『男の世界』と言ったのは・・・
果敢に向かっていく、あたらしい境地を切り開いていく、そんな姿をKENSOに感じるので、その音楽はやっぱり男だからこその世界なんだろうな、って思えたんです。
プログレッシブロックが‘前衛的’と言われるところも含めて、歴史を切り開くのは男たちなんだなーって思えたんです。
女は守りですから。だけど、女も、見守りというカタチで男の世界を理解することはできますよね。
挑んでいく男たちを観て、その雄姿に惚れる。
そんな思いになっています。

このLiveのなかで、清水さんはご自分の歴史も少し振り返って感極まる場面もありました。
「感情という名のチューニング」と話されていた部分ですが、ここもまた印象的でした。
挑んで、切り拓いて、そこにつくってきた大地を振り返ることで、自分を感じることができるのも、ステキなことですね。

そんな世界を観ることができ、やっぱ、KENSOってすごいなぁという感動でいっぱいになりました。
ずっと感じていたい世界です。

【セットリスト】
*第1部*
Good Days, Bad Days
願いかなえるこどもをつれてゆこう
麻酔パート2
精武門
若き日の私へ
痛ましき晦冥
あの頃モビーディックと
そこはまあそこはかとなく
朱に交わればRED
Rhyme-stone in Cotswolds
木霊の舞う情景
美深

*第2部*
新宿厚生年金に空
Tjandi Bentar
小口ソロ~小森デュオ
GOS
三つ縄6/8
風の中の菲林
暁に楽師が
陰影の笛
氷島
Echi dal Foro Romano
空に光る

*Encore*
月の位相2
月の位相1

*Encore2*
麻酔パート2

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